乾隆6年の創業を、湖州市档案館の公開資料が伝えています。[1]
王一品斋笔庄
清・乾隆六年 浙江省湖州紙にふれる穂先。墨を含む毛の束。
書き手の感覚が、一筋の線になる。
湖州の筆づくりとともに歩んできた「王一品」。
その来歴を知り、次の一本を選ぶ。
BRUSH STUDY — 独自図案 / 商品の実写ではありません
王一品斋笔庄
清・乾隆六年 浙江省湖州湖筆の工芸は、毛の選別から水の中での調整、穂の組み上げ、軸への取り付けへ。中国の公的な非遺名録では、湖筆制作技芸を120余りの工程からなる手仕事として紹介しています。[2]
「尖・齐・圆・健」という工芸上の目安を日本語で要約。個々の商品への性能保証ではありません。[2]
約3分 / 工房の実写・日本語音声・字幕付き
このサイト内で再生できます。
長さや性質を見極め、用途に合わせて素材を選ぶ「択料」。穂先をつくる前から、筆づくりは始まります。
「水盆」では毛を梳き、選り分けて整えます。2024年の王一品斋での体験報告でも、不要な毛を取り除く作業が紹介されています。[3]
「結頭」「装套」などを経て、穂を組み、筆の形に仕立てていきます。毛先を一律に切りそろえるという説明は採用していません。
「択筆」「刻字」などの工程へ。手を重ね、一本の道具として仕上げます。
以上は湖筆の一般的な工程を4つに要約したものです。王一品の全商品に共通する製造仕様を示すものではありません。出典:湖筆制作技芸の公的名録。[2]
毛を選び、水の中で整え、穂を結ぶ。
職人の手元を、約3分の日本語解説でたどります。音声と画面内字幕を、このサイトでそのままご覧いただけます。
湖筆のふるさと、中国・浙江省の湖州。ここに店を構える、王一品斋笔庄。これからご覧いただくのは、2012年に放送された番組から、工房の手仕事を中心にまとめた、日本語の解説版です。
工房の机に並ぶのは、まだ筆の形になる前の毛の束。職人は、毛の長さや状態を確かめ、次の作業に備えます。完成した穂先の姿は、この小さな選別の積み重ねから生まれます。
水に浸し、櫛を通し、広げて整える。この水の中で毛を扱う仕事を、中国では「水盆」と呼びます。濡れた毛は指先に沿って薄く広がり、職人は向きやそろい方を、何度も確かめていきます。
穂先のまとまりを支えるのは、目で見て、指で感じ取る選別です。細かな毛を取り除く手元を見てください。急がず、少しずつ。何度も毛を広げて確かめる、その繰り返しが続きます。
整えた毛は、束ねて結び、筆の穂へと仕立てます。映像では、根元を糸で結ぶ手仕事が見られます。毛がばらばらだった時間から、一つの形へ。職人の両手が、その変化を支えています。
次は、筆の穂を仕上げる手元です。指先で穂を寄せ、形を確かめ、余分な毛を取り除く。ここでも頼りになるのは、長い時間をかけて身につけた感覚です。小さな修整を重ねて、穂先が整っていきます。
軸に文字を刻む工程にも、細やかな手仕事が残ります。文字の位置を見ながら、一画ずつ。筆は、書くための道具であると同時に、作り手の仕事を伝える工芸でもあるのです。
湖筆づくりで語られる四つの目安が、「尖・斉・円・健」。穂先がまとまること、毛がそろうこと、穂が整った形を持つこと、そして、しなやかな力があること。この言葉を知ると、職人が確かめていた穂先の見え方も、少し変わってきます。
墨を含ませ、紙へ向かう。その一画の前に、これだけの手仕事があります。王一品の筆を選ぶときは、毛材や寸法も確かめながら。あなたの書に合う、次の一本を探してみてください。
筆の名だけで、書き味は決まりません。使い慣れた筆を手がかりに、毛材と寸法を確かめる。次の一本を選ぶための、三つの視点です。
柔らかさ、墨の含み、穂の戻り。求める感覚を言葉にして、販売店に毛材・配合を確認しましょう。「白雲」「小楷」という名前だけで毛材は断定できません。
穂長と口径を、現在使っている筆と比べてみる。号数や大・中・小の表示だけに頼らず、購入するサイズの実寸を確認すると選びやすくなります。
紙の吸水性、墨の濃さ、字の大きさによって印象は変わります。試筆や相談ができるかを問い合わせるときは、普段の用紙と書体も伝えてみてください。
購入前の確認メモ:毛材と配合 / 穂長と口径 / 軸長 / 希望する字径・書体 / 在庫・発送・返品条件。試筆の提供は販売店へご確認ください。
白雲、小楷、春蘭、正冬。
九つのカテゴリから、ご希望の筆を。
購入・お支払いは「ふみうさぎ」で行えます。
9 カテゴリを表示中
白雲
大・中・小から、普段使う字の大きさに合わせて。
販売店の掲載:大・中・小 / 3商品
販売店は兼毫と記載。添付HTMLの羊毛のみという説明とは異なります。毛材の配合は購入前に確認してください。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:加健白云(正式な商品表記は未確認)
白雲
白雲のもうひとつの選択肢。サイズ違いを比べる。
販売店の掲載:大・中・小 / 3商品
大の販売ページは狼毛と羊毛の兼毫、穂長4.5cm・口径0.9cmと記載。メーカー仕様書は未確認です。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:精制白云(正式な商品表記は未確認)
春蘭・得心応手ほか
大号・中号・小号の3サイズを見比べる。
販売店の掲載:大号・中号・小号 / 3商品
大号の販売ページは羊毛100%と記載。添付HTMLの兼毫とは一致しないため、毛材は販売店へ確認してください。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:春兰(正式な商品表記は未確認)
春蘭・得心応手ほか
一筆に向き合うために、穂の寸法から確かめる。
販売店の掲載:1商品
販売店は羊毛100%、穂長4cm・口径0.8cmと記載。使用感や適する字径は紙・墨・運筆によって変わります。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:得心应手(正式な商品表記は未確認)
小楷
小楷の名を持つ一本。穂の長さと太さを確認する。
販売店の掲載:1商品
販売店は羊毛100%、穂長2.5cm・口径0.55cmと記載。添付の「イタチ毛や猫毛」とは異なり、素材の断定は保留しています。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:精选小楷(正式な商品表記は未確認)
小楷
小楷のカテゴリから探す。毛材・寸法は事前に確認を。
販売店の掲載:1商品 / 仕様の事前確認を推奨
販売ページの見出しは写巻小楷ですが、説明本文は「正冬一号」になっています。このため毛材・寸法・推奨用途を転載していません。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:写卷小楷(正式な商品表記は未確認)
春蘭・得心応手ほか
4つの号数から、穂の寸法を比べて選ぶ。
販売店の掲載:一号・二号・三号・四号 / 4商品
二号の販売ページは狼毛100%、穂長3.8cm・口径0.8cmと記載。商品名だけで採毛季節は判断できず、冬季採取の主張は採用していません。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:正冬(正式な商品表記は未確認)
春蘭・得心応手ほか
特大から小まで。作品に使う穂の寸法を見比べる。
販売店の掲載:特大・大・中・小 / 4商品
大の販売ページは狼毛100%、穂長4.5cm・口径1.0cmと記載。商品名から色味や品質を推定していません。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:真黄(正式な商品表記は未確認)
春蘭・得心応手ほか
細かな表現に向けて、特小の寸法を確かめる。
販売店の掲載:1商品
販売店は狼毛100%、穂長1.6cm・口径0.5cmと記載。仮名や写経への適性、耐久性の保証は行っていません。
参照した商品ページ ↗
確認日:2026年11月8日
中国語字体換算:特小狼毫(正式な商品表記は未確認)
掲載商品数・サイズ展開は2026年11月8日の販売ページ確認時点。価格・在庫・送料は販売先でご確認ください。仕様欄は販売店の記載を出所付きで紹介しており、メーカーによる確認は未了です。文字による図案は商品写真ではありません。商品別の確認記録 →
歴史の記録、文化遺産の名録、博物館の活動。確かめられる資料から、湖筆の背景をたどります。
「湖笔制作技艺」は2006年の第1次国家級非物質文化遺産名録に掲載されています。登録対象は技芸で、公的名録に記載された保護単位は「湖州市善琏湖笔厂」です。王一品のブランド認定・各商品認証とは区別して紹介します。
中国非物質文化遺産網の名録を読む ↗2024年5月、王一品斋笔庄湖筆博物館で見学と製筆体験が行われました。毛料を梳き、選り分ける体験から、筆づくりの一端を伝える報告です。現在の所在地・開館・体験受付は訪問前に確認が必要です。
湖州市残疾人聯合会の活動報告を読む ↗各商品の「販売店で詳細を見る」から、書画専門店ふみうさぎのMakeShopカテゴリへ進めます。本ページには注文・決済機能はありません。販売条件はリンク先をご覧ください。
ブランド紹介で確認した表記は「王一品斋笔庄」。繁体字では「王一品齋筆莊」です。日本の販売カテゴリの商品名はそのまま維持しています。簡体字への字体換算と、メーカーの正式な品名の確認は分けて扱っています。表記の確認内容 →
商品写真は各販売店の商品ページでご覧ください。王一品の工房を紹介するCCTV番組の映像を、日本語音声・字幕付きの解説版に編集し、このサイト内で公開しています。撮影は2012年の番組制作時です。ページ内のベクター図案は独自制作です。
毛材やサイズの確認は販売店へお問い合わせください。特に写巻小楷は販売先の本文に別商品名が混在するため、注文前に毛材・穂長・口径を確認してください。販売店のお問い合わせページ ↗
使い慣れた筆と比べながら。
あなたの書に合う王一品を、探してみてください。